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バランス・スコアカード

バランスト・スコアカード(BSC)とは

皆さんの会社では、貸借対照表、損益計算書を作っていると思います。
貸借対照表は会社の財政状態を、損益計算書は経営成績を表すものとして作られ、皆さんが頑張ってきた結果を“見える化”しています。
この２つとともに重要なのが、これからの将来、つまり現在進めている戦略を”見える化”することです。
バランス・スコアカードは、“戦略を見える化”するとともに、戦略の”実行度合を見える化”するもので、貸借対照表や損益計算書とならび、会社にとって必要不可欠なものなのです。
また、バランス・スコアカードは、海外をはじめ日本でも多くの企業（大企業～中堅企業）で導入されています（リコー、東京ガスなど）。また、企業だけでなく、自治体や病院など（三重県病院事業庁など）、人が集まり運営している組織でも導入されています。社内戦略等により公表していない企業もあり、多くの会社、組織で活用されています。

BSCによる戦略の策定・実行支援（目標達成管理）

財務的な目標設定だけでは達成が難しい

会社の経営理念やビジョンを達成するために必要な『戦略目標』を決定する際には、“売上高や粗利率”といった『財務指標』だけでなく、“顧客との信頼関係や業務プロセス”といった『非財務指標』も重視しなければなりません。
“売上高や粗利率”といった『財務指標』は結果です。
結果を出すためには、お客様に喜んでいただき売上も伸び、業務の流れもムダがなく、社員も自発的に動いていることが重要です。
言い換えると、「結果＝財務の視点」、「お客様に喜んでいただき＝顧客の視点」、「業務の流れにムダがなく＝業務プロセスの視点」、「社員も自発的に動いている＝人材成長の視点」の４つの視点が必要になってきます。
　バランス・スコアカードは、『戦略目標』を決定する際に、①『財務の視点』、②『顧客の視点』、③『業務プロセスの視点』、④『人材の成長の視点』の4つの視点で考えていきます。

現場の業務まで細やかな具体案が必要

戦略を実行するめには、戦略を日々の行動レベルまで落とし込まなければなりません。
バランス・スコアカードでは、『戦略目標』を達成するために、何が一番重要な要因かを考え、その要因を数値化して『見える化』します（KPI（重要業績評価指標）と言います）。
一番重要な要因を数値化することができたら、次は具体的なアクションプランを設定していき、社員1人1人の日々の行動に落とし込みを行います。

人材の成長

戦略を実行するためには、人材の成長が不可欠です。
バランス・スコアカードは、『全社版』を基に『事業部版』を作成し、『事業部版』を基に『個人版』を作成していきます。
この際、『事業部版』と『個人版』の作成者は、各当事者になります。
　これにより、全社の戦略と事業部および個人の戦略が整合するとともに、個人は自分で決めた目標に対する責任感、自主性が生まれ、人材の成長を促すことが可能になります。

分かりやすさと納得感

バランス・スコアカードは、成果をあげるために重要なものが何かについて、とことん考えて作ります。
　この過程で、成果を上げるために重要なものが絞られるとともに、なぜそれが重要かが理解できるようになります。
　バランス・スコアカードは、成果を出すために重要なことを絞り、全社員がそれに集中することで成果を出すためのツールです。

経営のコックピット

バランス・スコアカードは、経営上、重要な行動などを全て数値化（スコア化）します。
　飛行機のコックピットには、目的地まで飛行するために高度計や速度計など、飛行するために重要な計器類が並んでいます。
バランス・スコアカードも、目標まで到達するために、経営上、必要な指標が数値化され、経営のコックピットの役割を果たしています。

コスモスコンサルティングのBSC

我々は、成果を出すことが会社様の発展や従業員様の幸せのために重要と考えています。
結果を出すためには、「結果を出すという強い思い」と「結果を出すための行動」そして、「その行動をやり続ける」ことが重要です。
我々のバランス・スコアカードは、この３つを実現できるよう戦略の構築、実行の支援を行っていきます。

BSCの案内人

家田憲二